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ガスアトマイズ装置|株式会社真壁技研

ガスアトマイズ装置 <サンプルテスト可能>

真空排気後、不活性ガスをチャンバー内に置換させた後、高周波誘導溶解により金属を溶解します。溶解チャンバーと噴霧チャンバー間に差圧を生じさせ、且つ、ストッパーを上昇させることにより溶融金属を下方に落とします。その溶融金属に高圧ガスを噴きつけ球状の金属粉末粒子を作製します。真空排気後、不活性雰囲気中で急冷凝固粉末化するので水アトマイズではできないような酸化性の強い試料も容易に粉末化させることができます。



ガスアトマイズサンプルテスト

 
装置納入実績
材料系 Fe Al Cu Si ハンダ Ni
最大溶解量 10kg 5kg 40kg 300g 500kg 20kg
※1986年に製造開始
粉末作製実積
Fe系、Co系、Ni系、Al系、Cu系、Si系、Mn系、Ag系、Bi系、Zn系、
Li系、インコネル、SUS316、SUS440C、64Ti、Nd-Fe-B、Sm-Fe、純鉄

粉末用途
軟磁性材料、硬磁性材料、電池材料、熱電変換材料、特殊ガラス材料、ハンダボール、
射出成型用材料(MIM)、軽金属材料、3Dプリンター用材料、溶射材、プラズマ溶接材
装置紹介動画
原理
原理
遠隔操作
ガスアトマイズ
遠隔操作・自動化
外観
外観
SEM写真

射出成形(MIM)向け希土類磁石粉末

Nd-Fe SEM写真

Nd-Fe-B SEM写真

Sm-Fe SEM写真

Sm-Fe SEM写真

水アトマイズでは酸化の影響などで不向きなネオジウム磁石やサマリウム鉄等の希土類 磁石を、当社ガスアトマイズ装置を用いれば、高純度で球形粉末にすることができます。 また、グローブボックスを用い、不活性ガス雰囲気中にて大気にさらさず試料を回収します。

3Dプリンター向け粉末

Al-CuSEM写真

Al-Cu SEM写真

64Ti SEM写真

64Ti SEM写真

アルミ粉末、チタン粉末、コバルト系粉末、インコネル粉末など3Dプリンター用球形粉を提供致します。

高融点試料粉末

Fe SEM写真

Fe SEM写真

2000℃まで試料を加熱させることにより、純鉄のような高融点試料を粉末化させる事が可能です。

低酸素濃度粉末回収
低酸素濃度粉末回収
超小型ガスアトマイズ装置
装置外観

装置外観

超省スペース
w1420×D1330×H1457
サイクルタイムが短い
標準~回収清掃100min
超小型機(min)
準備 10
真空引き 15
ガス置換 5
加熱 5
冷却 5
回収清掃 60
合計 100
Fe-Si-B SEM写真及び粒度分布
Fe-Si-B SEM写真及び粒度分布

Fe-Si-B SEM写真及び粒度分布

真壁技研は、お客様のご要望や材料に合わせ、最適なガスアトマイズシステムを提案します。

アトマイズ
タイプ
CF

Confined

NCF

Nearly-Confined

FF

Free-Fall

構 成 Confined Nearly-Confined Free-Fall
溶湯ノズル近傍にガスノズル設置
高圧ガスが溶湯ノズルに近接
溶湯ノズル近傍にガスノズル設置
高圧ガスが溶湯ノズルに接しない
溶湯ノズル遠方に
ガスノズルを設置
特 徴 ・微細粉の作製
・一般的な融点の材料向き
・中粒径粉末の作製
・高融点材料向き
・大粒径の作製
・より高融点材料向き
試料融点Tm
の目安
(直接加熱の場合)
アルミナ
使用時
800~1400℃ 800~1550℃ 800~1650℃
ジルコニア
使用時
1400~1600℃ 1550~1800℃ 1650~1900℃
出湯温度 Tm + 200 ~ 450 ℃ Tm + 100 ~ 200 ℃ Tm + 50 ~ 100 ℃
平均粒径
S型ガスノズル
D50 = 22 μm
N型ガスノズル
D50 = 32 μm
D50 = 40~80 μm D50 = 80~150 μm
粉末回収率※1
実績例
インコネル718 (Tm=1340 ℃) 純Fe (Tm=1540 ℃) 純Fe (Tm=1540 ℃)
S型ガスノズル
93%
N型ガスノズル
93%
90% 85%

粒度分布及びSEM写真

※1  粉末回収率は,粒径250um以下の回収粉末における原料投入量比
Tm = 融点,D50 = 積算値50%の粒径値(平均粒径)

特徴比較項目 高圧ガスアトマイズ 低圧ガスアトマイズ
アトマイズ噴霧圧 5.0~8.0 MPa程度 0.5 MPa程度
微細粒径
(10 mm以下)
多い 少ない
粗大粒径
(100 mm以上)
少ない 多い
真球度 低い 高い
ポア生成頻度 低い 高い
粉末内空隙率※1 1.35 % 0.11 %
粉末回収率 90 %以上 80 %程度

粒度分布及びSEM写真

テスト1回分の溶解量に対するArガス使用量の目安

※1 体積率を示す.放射光施設「あいちシンクロン光センター」にて測定

ガスアトマイズサンプルテスト

 

サンプルテスト委託の概要 ・テスト期間は1日で完了します。
・ご要望に応じてグローブボックスでの(空気にさらさずに)回収も可能です。(オプション)
・ご要望に応じて即座にSEM評価致します。
・磁性粉末、電池、鉄鋼関係、3Dプリンタ、化学メーカーなどのご依頼が多いですが、その他もご相談ください。
・納期は最短1週間~1ヶ月からご相談ください。
(繁忙時などはお時間が掛かる場合がございます。ご了承ください)

サンプルテスト
SEM評価

サンプルテスト
グローブボックスで回収

サンプルテスト
アルミ製の袋にパッキングして納品します

継続的なテストの業務委託について 弊社では、サンプルテストの委託を過去受けた企業様に限り、継続的なテスト委託を受け付けております。
新規材料の研究開発には、設備導入・立ち上げ・人的要因など様々な負担があります。
私たちが初期のリスクや負担を減らす為に、委託試験を実施することができます。


2016.9
Nd-Fe-B SEM写真:超微細なNd-Fe-Bスアトマイズ粉末の作製に成功しました。
64Ti SEM写真:64Ti(チタン)ガスアトマイズ粉末の作製に成功しました。
グローブボックスを導入し、低酸素濃度状況下で粉末を回収することができるようになりました。(粉末酸化膜約5.80nm)


2016.11
Sm-Fe SEM写真:Sm-Feガスアトアマイズ粉末の作製に成功しました。


2017.1
Fe SEM写真:純鉄ガスアトアマイズ粉末の作製に成功しました。


2020.5
カスアトマイズのyoutube動画、ガスアトマイズ装置遠隔操作情報、三菱パワー(株)様からの技術ライセンスを追記しました。


2021.10
デモ試験機の溶解量UP致しました。最大20kg溶解(Fe比重換算)まで受け付け可能です。